ホテルの温泉で英気を養った後は、大阪の海遊館隣の
SUNTORY MUSEUM[天保山]で
、「美術館へ行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみ方」展へ(9月15日まで)
ディック・ブルーナの「ミッフィ」は甥っ子もアネネも大好き。もちろん私も妹も。
それ以上に「子連れで美術館」というのがうれしい。
甥っ子はその前に3Dシアターでポケモンを観るため、私たちは先に展示へ。
展示は3部構成で、1部は「見てみよう」とあり、「ミッフィーと美術館」をベースに、ディックブルーナが影響を受けたモダン・アートが展示してある。、「写実」「動き」「モチーフ」「筆触」「形」「色」「技法」といったキーワードに沿ってあり、それぞれの絵に、「どっちがすき?」とか「どの色がよく見える?」などミッフィーが子どもに話しかけているものが添えられていて、4歳の娘もたどたどしくミッフィーの言葉を読み、
「えーっと、あーちゃんはこっちの絵が好き。ミッフィーは?」と時にミッフィーとおしゃべりしながら娘なりに絵を鑑賞?していた。
おかげで私もじっくり、本当に久しぶりにじっくり絵を見ることができた。
第2部は「考えてみよう」というコーナーで、ブルーナの絵本製作の方法やポスター、ペーパーブックのデザインなど、これまで見たことがなかった彼の絵本以外の作品を観賞。
ブルーなの絵本はとてもシンプルな線と色で構成され、それがなんともいえない魅力であるのだけれど、それが実はいかに綿密で緻密な彼の考えで出来上がっていることかを知ることができた。
まずトレーシングペーパーに何度も何度も下書きをし、線を決めるまでに長い時間を費やす。
次に決まった下書きを透明なフィルムに写す。
次に「ブルーナカラー」と呼ばれる6色のどの色がふさわしいかを決め、下絵の描かれた透明フィルムに貼っていくという作業なのだ。
最後は「作ってみよう」で、ブルーナと同じやりかたで下書きの紙に色を貼っていくというもの。色を塗ってもよい。これは子どもだけでなく、大人も楽しめた。
夕方にもなり、しかも地下鉄の本町では乗り換えの際遠い距離を歩かなければならなかったので、帰りはすっかり疲れてしまったけれども、行ってよかったと思える美術館であった。
SUNTORY MUSEUMでは、小学生を主に対象にしたワークショップをよく開いているようなので、お近くの方はぜひ。