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子供は「大人のいざない」の手が必要ということ 絵本講座から

グリーンコープかごしまが主催する「絵本講座」に出かけた。

講師は熊本市にあるNPO法人子育て支援ワーカーズ・絵本とおはなしの店「ぺぺぺぺらん」から高野和佳子さん。

そのお話の中でよく出てきた言葉が「大人がいざなう」ということ。

「今や子育ての環境が大きく変わり、様々な悲しい事件も増えているけれども、子供の本質は変わっていないと私は思います」と始まった講座。

16年前に絵本とおはなしの店を立ち上げた高野さんは、お店だけでなく学校などにも出張して読み聞かせを続けていらっしゃる。

まずは、はっきりと「電子映像機器の弊害」を述べられた。
電子映像機器とは、テレビ、ビデオ、携帯電話、ゲーム、パソコン、CDなど。
「肉声ではない、一方的なこれらのものはまだ音や映像を選り分けられない赤ちゃんや幼児の脳(特に前頭葉)を破壊してしまうのです」。

「時代の流れだから」「持っていないとお友達から仲間はずれにされるから」そんな理由で親が親の信念を持たずに、むやみに与えていませんか?

「赤ちゃんがおとなしくなるから」と電子映像機器に子守をさせていませんか?
 たとえば母親が赤ちゃんに授乳しながらTVを見ていたり、PCをしていたり、携帯メールしていたりしていませんか? ビデオを長時間見せて家事をしていませんか? 一緒に遊びながらTVがつけっぱなしになっていませんか?
ドキっ

どんなに優れたTVやビデオの教育番組でも一方通行の情報なのです。

携帯電話の着メロや映像を赤ちゃんが大人しくなるからといってむやみに見せていませんか?
携帯電話はおもちゃではありません。

まったくやめてください!とは言いませんが、ゲームなら1日30分以内に。テレビやビデオを2時間見せているなら、1時間にして、その代わり絵本を読んであげてください。一緒に歌を歌ったり、指遊びをしたり、親子で遊んでください。

5年生、6年生、中学生と自分で読める子供こそ、「読み聞かせ」が必要です。
なぜなら読み聞かせは「読む人」「聞く人」「絵本(本)」という3者の関わりがもたされるからです。字を読めることが本を読めるではないのです。他人に読んでもらうことで、脳が解放されてさらに本の奥深くに入り込むことができるのです。

他人を思いやる、「想像力」を育むのが「絵本」

もっと昔話を。もっとわらべ歌を。「古典」(初版から25年経っている絵本を。
「古典」と呼ばれる絵本は地味ですが(最近は派手な絵やアニメのような絵が好まれる傾向にありますが)、子供の想像力を広げる言葉と絵にあふれています。
質の良い絵本を選ぶという「大人のいざない」が必要なのです。
 たとえば「もりのなか」
や「ラチとらいおん」「三匹のやぎのがらがらどん」など。

子供が起きないとき、「早く起きなさい!」と声を荒げる代わりに谷川俊太郎さんの「めのまどあけろ」を唱えて起こしてみてはどうでしょう?

お子さんが気に入った1冊の本を面倒くさがらずに繰り返し読んであげてください。
「今日読んだことが明日分かる」と言うくらい、小さい子供は特に自分の中に取り込むまで時間がかかるのです。

昔話の世界で疑似体験をし、広い世界を知ることができるのです。想像力を育みます。

そのほかにも夏休み前に読むという、平和の絵本「まちんと」も紹介。

大人が子供達に平和な世の中、住みよい世の中を与えるのも大切ですが、本当に必要なのは、子供達が平和で住みよい世の中を、自分達で作る力を与えてあげることではないでしょうか?それが、大人が子供をいざなうということだと思います。

最後のこの言葉が印象的だった。
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by peartree22 | 2006-06-30 13:17 | 育児