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思い出がつなぐもの

 バレンタインデーは、物欲のない夫に特にプレゼントは
ありませんが、最近夫への愛情の急降下を自分なりにちくちくと感じて
いるので、ここぞとばかりに夫の好物を用意して。

 このところどうも夕飯の献立にうーんとうーんと悩む私でありますが、
意外と献立が決まっていると、準備も楽しくなったりして。←かといっ
て几帳面に献立を一週間分とか立てられる性格ではありません。

メニューは骨付きラムと野菜。これをちょいとひねると、

・骨付きラムのグリル原木キノコの香りとともに(?笑)
・マッシュポテト
・○○さん(名前失念)の紫キャベツとオニオン&
 キャロットのフライドスチーム(単に少量のオリーブオイルで炒めてから蒸し焼きにしただけ)
・人参のグリル、岩塩添え
・おっちゃんの原木キノコと平茸のグリル
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まー、これがすっごく簡単で。
夫は基本的にあまりいろいろ味付けされているのが好きではないのです。
ありがたい。
思えば、私が夫との結婚を決めた理由はこうした味覚の一致でした。
今でこそ、「素材の味をそのまま味わう」ということが市民権を得てますが、
「野菜?マヨネーズなしで」という人は珍しく。
昔、むかーしその昔。恋人となって初めて手料理を作った時に、
その手作りコロッケにソースをどばっとかけられて、百年の恋が
一変に冷めたこともありました・・・・。

と、付け合せは何にしよう♪と品数を野菜の数でカバーするというこれまた手抜きぶり。

人参、紫キャベツは地元の無農薬のもの。なんてったって有機でも無農薬でも
お値段お手ごろなのが、本当にうれしい。
珍しい紫キャベツなども最近は頑張って作ってくださる農家の方が増えて、嬉しい限り。
「野菜食い」の一家にとって、農業王国鹿児島は本当にありがたい土地であります。
しいたけも叔父が原木で育てたものをもらったのですが、肉厚で香りばっちり。
そのままでステーキしても美味しそう。
本当はそのまま焼く予定が、ちょこちょこっと来た娘が、「おてつだーい」と手で
割きだしまして。ま、いいか。割いたキノコも香りが立って美味しいものね♪と予定変更。
お日様も上手い具合に照っていたので、2時間ほど干してみました。
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人参は厚めの輪切りに切って、そのままグリルパンで片面に焼き目をつけて、
ひっくり返したら蓋をしてその後は弱火でじわじわーっと蒸し焼きに。
焼き上がりを味見してみたら、安納芋っぽく甘みがたっぷりで人参ではないみたい。
なので、もちろん味付けなし。

紫キャベツはいつもの簡単ザウワーにでもと思ったのですが、
娘が「玉ねぎと人参を入れて、焼いて!」とリクエスト。
紫色のキャベツに驚いて、切るそばで「どんな味?どんな味?」と聞くので、
「たべてごらーん」と。言ったが良かった、「えーっとこっちは違う味かな?」と
一口食べては、また次・・・と口に入れる娘。
「あんたは虫か!」と突っ込みいれつつ、途中でストップをかけなくてはいけないほどでした。

少量のオリーブオイルで炒めてからこれも途中から蓋をして蒸し焼きに。
はい、これも味付けなし(笑)。

キノコは「ちゃんと火が通っている?」をやたら気にする夫のために、オリーブオイルを軽くまぶして、まずはフライパンで焼き色をつけてから、最後にグリルすることに。
もちろんこれも味付けなーし。

骨付きラムはオイシックスから。夫からの「帰るコール」とともに塩・胡椒して、
キノコを焼いた後のフライパンで焼き、その後グリルで表裏2分づつ。
その後ホイルに包んで休ませる。

これにカマンベールチーズとスモークチーズ、チーズに合いそうな
りんごジャム、ゆずジャム、干しプラムを。
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家にあるものを盛るだけで、品数にする手抜きの良い例ですね。






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Newton CS Unfilterd 2002年。
先日、ヤナギヤさんでお買い得価格だったので、購入しました。

Unfilterdなので、檻がかなり出て、一口目はかなり渋々だったのですが、
もう次に飲んだ時は、シルキーで・・・・(以下ワインを上手く表現できないので却下)
はい、美味しかったということです(笑)。
最近めっきりアルコールに弱くなった私たちですが、1本空きそうでした。
翌日夫は仕事なのに(笑)

日本酒一辺倒で食事も純和食党だった彼が、CAで暮らすように
なって好きになったのが、骨付きラムとワイン。

CAに住むようになり、せっかくだからとワインを飲み始めた彼。
某ワインの先生に「ワイン初心者なら安いワインではなく、最低
でも20ドル以上のものを飲みなさいよ」と言われ、「美味しい」と
言われるワインをいくつか飲むものの、「うーん、やっぱりワインの
渋さとか複雑な味が受け付けない・・・」とあきらめモードでありました。

そんなときに、彼が最初だけ通っていた英会話学校で行われた
「CAワインを楽しむパーティ」で、NewtonのCSを飲むなり、「美味しい!」と。
そのNewtonを持ってきたのが、彼のクラスメートでもあった
Newtonで働くメキシコ人。
「ボクが作っているワインなんだ」と誇らしげにワイナリーやワインについて
話す彼を見て、「ボクも同僚が誇れるような日本酒を造りたい」と決意を新たにしたとか。

「なんで、アメリカなんかに行くんだ。日本での日本酒造りから離れることは
今後日本酒を造る上で、マイナスになるぞ」と何人もの先輩杜氏さんに反対
されたアメリカ行き。迷いつつも、「アメリカの日本酒を美味しいものにしたいと
いうことで、指名されたのだから」(本当は会社内に日本酒をしていて独身で
身動きが取れるのは彼しかいなかったというのが本当の理由だったりして・・笑)と
やってきたアメリカで、あまりの現実に「美味しい日本酒を!」という最初の目的が、
早い時期に崩れそうであった時期で。

結局はその目的半ばで会社を離れなくてはならなくなり、結局アメリカの工場は閉鎖。
帰国後は以前勤めていた蔵で再び日本酒を造っていましたが、これまた
3年ほどで閉めることになり、日本酒造りからは離れなければならなくなってしまいました。
なんとなく年齢のせいもあるのでしょうけれど、アメリカに行った頃よりも、今の方が
少し元気がないような・・・。
(あれ?もしかして、私ってさげ○ん!?)

夫は「アメリカに行ったことで、日本酒造りの腕や利き酒能力は落ちたかもしれないけれど、
考え方の幅が広がったことや色んな人と出会えたことは、決して無駄ではなかったと思う」と
前向きに捉えていることは家族として救いです。
今の現状も夫にとっては本意ではない部分もありますが、チャンスはきっと来ると信じて。
ちょっぴりそんなエールを込めた夕飯にしたつもり・・・ですが、きっと気付いて
もらえなかっただろうなぁー。ま、それでいいんですけれどね。

ラムの焼き具合もOKだったし、ワインは美味しかったし。
久しぶりにのんびりと平日に家族揃って食事ができたし。
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by peartree22 | 2008-02-14 22:53 | 晩ごはん