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秋のそわそわ

秋になると毎年そわそわします。その理由は・・・

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紅玉の季節がやってくるからです。
酸味のある果物が好きな私にとって、そのまま
食べるとしても紅玉が一番好きなのですが、
お菓子作りにはやはりこれ。季節物なので
この時期にたくさん買っておいて、アップル
パイのためのりんごジャムを作るのです。

私にとって、アップルパイは特別なお菓子です。
いつ頃からかは忘れましたが、私の誕生日
ケーキは毎年アップルパイでした。
パイ作りは寒い冬限定。母が使っていたりんごは、
今は幻となっている国光りんご。
このりんごは1月から2月が旬だったそうです。

パイ生地を延ばして折って、冷蔵庫へ。何度か
繰り返す作業を見るのも楽しかったし、
りんごを煮るあの甘酸っぱくて優しい香り、そして
パイを焼くときの香ばしい香り。

ろうそくを吹き消した記憶はあまりないのですが
(パイなので蝋燭は立てなかったのかも)、
「今回は層がきれいにできているかしら?」と
パイを切り分ける時、私以上に「どうかな、どうかな?」
とドキドキしている母の表情ははっきりと覚えています。

シナモンが苦手な母のりんごジャムはややとろりとして
いて甘さ控えめ。バターたっぷりのパイのはずなのに、
何切れでも食べてしまえるのでした。誕生日だからと
たくさん食べられる特権付きで。

大人になってから実家を離れて暮らしていたので、
母のアップルパイはとんとご無沙汰。
ケーキ屋さんにアップルパイがあると、必ず買って
しまうのですが、私のベロは母の味が沁みこんでいて、
こればかりはまだ満足したものに出会えていなかったのです。

それがなんと、
母とは違う味なのだけれど私をうならせるアップルパイに
出会えたのです。



アメリカ生活で出会いました。
今からちょうど7年前(え、もう7年前なの!?と
今こうして書きながら、改めて驚いているのですが)。
新婚生活をカリフォルニア州ナパバレーでスタートさせました。
あこがれていたアメリカ生活。最初の3ヶ月は楽しくって
しょうがなく、あっという間に過ぎていったのですが、
ちょうど雨季に入った1月頃から、気づいてみれば
夫以外の人としゃべることは稀、お菓子作りをしても
料理を作っても、気晴らしにスーパーに出かけても
なんだかつまらない。英語も上達しているんだか、
どうなのか、不安ばかりが募るようになってきました。

そんなときに知り合ったのが、夫の通う英語教室で
先生をしていたダイアナ。
「君もダイアナにマンツーマンで習ってみたら?」という
夫の言葉に甘えて、毎週2回、自宅にきてもらって英語を
教えてもらうことにしました。

ダイアナは50代ですが、カレッジのESLで英語を教える
だけでなく、あるときはCDのジャケットをデザインしたり、
またあるときはケイタリングをしている友人の手伝いをしたり、
毎日生き生きと過ごしていました。数年前1年間日本で
暮らしていた経験もあるとのことで、日本文化にもかなり
詳しく、彼女とはすぐに意気投合。1ヶ月過ぎた頃に、
彼女の方から「英語のレッスンという形ではなく、
友人として付き合いたい」とうれしい申し出があり、
家族ぐるみの付き合いが始まりました。

そして、11月のサンクスギビングの日に夫と私を
招待してくれ、そのディナーで出会ったアップルパイ。
ひょんなおしゃべりで私のアップルパイの思い出を話したら
覚えてくれていたのでしょう。「お母さんのアップルパイには
かなわないと思うけれど」とパンプキンパイとは別にアップル
パイを焼いてくれていたのです。

彼女のパイはシナモンとナッツメッグが入っているのですが、
それがまた多すぎずかえって素朴なパイの味のポイントに
なっていて、りんごの風味が生きています。
もちろん生地はさくさく。ひと口でとりこになってしまいました。
さっそく作り方を教えてもらいました。

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ダイアナのアップルパイは素朴なアメリカンパイ生地に、
りんごはジャムにせずに生で焼くので手間いらず。
紅玉が一番美味しいと思いますが、ふじや陽光などどんな
りんごでも大丈夫です。

ダイアナのアップルパイ

材料(23cmパイ皿1つ分)

■パイ生地:
薄力粉220g、バター160g、塩小さじ1、冷水80cc

■フィリング
りんご(紅玉なら4~5個、ふじなら2個くらい)、
砂糖1/2cup、薄力粉1/4cup,
シナモン小さじ1、ナッツメグ小さじ1/4、
レモンの皮のすりおろし大さじ1、水(またはレモン汁)大さじ2

作り方
①薄力粉に塩を混ぜてふるい、大きめのボウルに入れ、
6、7ミリ角に切ったバターを加えてそのまま10分ほど冷蔵庫で冷やす。

②冷蔵庫から①を取り出し、粉とバターを指ですり合わせる
ようにして混ぜ、バターと小麦粉がある程度合わさったら冷水を加えて
生地をひとまとめにし、ラップフィルムに包んで冷蔵庫で1時間休ませる。

③打ち粉をした台に生地を出し、めん棒で15cm幅くらいで
縦長に延ばし、向こう側、手前の順に折って3つ折にする。
生地がだれているようならここでそのままラップに包み、
冷蔵庫で30分ほど休ませる。

④打ち粉をした台に再び取り出し、生地を90度回転させて
折り目が左右にくるようにして、めん棒で15cmくらいに
縦長に延ばし、同じ要領で3つ折にする。ラップに包んで
もう1度冷蔵庫で30分休ませる。

⑤④の作業をもう1度繰り返し冷蔵庫へ30分。

⑥この間に、オーブンを230度に温める。

⑦りんごをくし型に8等分に切り、芯を除き皮を剥いて
さらに7ミリ厚くらいに切ってボウルに入れる。

⑧⑦に砂糖、小麦粉、レモンのおろした皮、
水を加えて混ぜる。

⑨⑤の生地を冷蔵庫から取り出し、二等分にする。
半分は作業中は冷蔵庫へ。

⑩⑨の生地を3ミリ厚に延ばしてパイ皿に敷きこみ、
余分な生地はナイフまたはキッチンバサミで切り落とす。

⑪⑩に⑧のりんごを入れ、冷蔵庫で冷やしておいた生地を
⑩と同じように3ミリ厚に延ばして上から被せ、余分な縁を切り、
上下を指で押さえて付ける。

⑫余分な生地で葉っぱなどを形どり、パイの上に飾り、
何箇所かナイフで切り込みを入れるか、竹串で数箇所穴を空ける。

⑬照りを付けたいときは卵黄1個にみりんまたは水を大さじ1
加えたものを焼く前に生地に塗る。

⑭温めたオーブンで10分焼き、次に200度に温度を落として
40分~45分、こんがり焼けるまで焼く。
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by peartree22 | 2006-10-07 19:30 | べろの記憶