娘のトイレトレーニングが始まり、普段より時間を気にする日々が続いています。
とはいえ、元々はのんきな性分なので、1時間半から40分ごとに時間をチェックするつもりが、うっかり忘れてしまうことが多いのです。「お母さん、ちっちでたよー」と娘の事後報告に、「あら~、もう出ちゃったのねぇ」とトイレにとりあえず連れて行っておむつ交換。そんなわけで、なかなか成功には程遠いのです。
時間ばかり気にして暮らすのはせわしない。そんな時こそ料理ばかりは
なるべく手抜きが時の流れに任せて美味しくなるものを・・・と選んだのが、
高山なおみさんの塩豚。NHK今日の料理2004年8月号より。
材料は、豚肉肩ロース500グラムに対して塩大さじ1/2。これだけ。
注意する点は新鮮な豚肉を使うことと、塩を刷り込む前に肉の水気をふくこと。
高山さんのレシピは普通の塩豚より塩が少なめ。空気が入らないようにぴっちりラップで包み、さらにビニール袋に入れて、冷蔵庫で待つこと3日・・・。
半分の250g分をやや薄く切って、焼くだけ。グリルパンで焼いたら、脂分がほどよく抜けて、いい感じに。ネギを軽く炒めて上にのっけて、黒胡椒ガリガリ。
塩加減ばっちり。(多少端っこは塩分強めでしたが)なーーんにも味付けいらないとは本当に。本当は野菜とポトフのようにゆでて、滋味をさらに味わいたい!と思っていたのに、だんなが「明日も焼くのでいいや!」。普段はポトフ派の夫にここまで言わせた塩豚。時間にゆだねる料理、これからもいろいろ挑戦したいです。この秋はそんな料理を”ほっとけぶりクッキング”と称し、いろいろチャレンジしたいと思います。
※”ほっとけぶり”:友人の発明した言葉。2001年末ごろから2002年にかけベイエリア一部地域で流行。「ほおっておく」という意味があるが、某氏によると、「無関心を装った関心という響きがあり、わび、さび、もののあはれなどと同じく、相反する要素を一種の美的感覚でひっくるめて結びつける、言ってみればすしのわさびのような役割」とも。
と言いつつも、私の”ほっとけぶり”クッキングはそのような高尚なものではありませんので、あしからず(笑)